2013年11月29日金曜日

恐怖のドライブ

カーチャンと親父、そして自分の3人で、ばあちゃんの家に行くことになった。

白い軽四に乗り込む。ドライバーはカーチャン。

「免許あるから大丈夫だって。」

カーチャン、本当に運転出来るのか心配。

セルを回す。エンジンかからない。しばらくカーチャン奮闘。突然エンジンが掛かり、いきなりギュン!と前につんのめる。この時点で脂汗が吹き出す感覚に襲われた。

「やーかかったかかった。んじゃあいくかね。」

ギュギュギュギュギューッ!!!!ブィーン!!!

絶対にアクセルものすごいべったり踏んでるだろ・・・

見覚えのある街並みが、猛スピードで流れてゆく。

「信号?赤だった?もう通っちゃったから仕方ないっしょ」

脂汗ダクダク、心臓はバクバク。

交差点で減速しないでドリフトしながら右折。本当にこの人免許取り立てなんだろうか・・・

「ちょっと美鈴(ケーキ屋)よっていくから。」

店の前は細い路地なのに、お構いなしに路駐。ひどい。

「買ってくるから、まっててね。」

こんな細い路地で待ってられない。もう少し広い所に移そう。そう思って、運転席に乗り込む。

すると親父が一言。

「・・・お前が運転したほうがいいな」